第5回 時間あるから基礎からじわじわ思いだしてみよう!
というわけで、第5回「基礎じわ」の時間です。
今回で最後かな。
第5回は「音程」です。
☆「音感0(ゼロ)」でも人は成長する!
はっきり言います!
☆「音感0」だと思っている人でも必ず音程合うようになります。
音程、合うようになります!
絶対、音程合うようになります!!
と、三回言ってしまいました。
それぐらい、皆さんにお伝えしたい。
なぜかと言うと、
「求めれば必ず叶う」
からです!
そして、その目標や夢があるから、人は努力をするからです。
なので、
☆「音感0」だと思っている人でも必ず音程合うようになります
そう思って努力しましょう(^^)
ちなみに、ワタクシまさひろも元々音程は「超スーパー最高に悪かった」です。
先生の「かわの君は音程がねぇ・・・」という言葉を今も思いだします。
家で練習していたら、出産で里帰り中?の姉がわざわざ僕の部屋まで来て、
「音程・・・ズレてるよ・・・いくら民族楽器だからって・・・そんなにズレるの・・・」
と言われたり・・・
・
・
・
つら~~~い!
辛い!家族からそんな控えめに注意されるのはつら~い!
ということが何度となくありました。
家族だけではありません。友人のかわいそうな人を見るような視線とか・・・
で、そんな僕でも、一応、人様に聴いてもらえるぐらいには音程合うようになってきたのです。
はっきり言って「音感0」だった僕なのですが(マジで)、
そんな僕でもなんとかなったのですから、努力すれば皆さんも音程良くなります!
今回は「基礎じわ」の締めに、
音感の成長についてお伝えしたいと思います。
元々音感悪かった撲だからこそお伝えできる事なんだと思っています。
あ、元々音感ある人は、今回の記事は参考程度で見てもらえれば(^^;)
☆音感の成長には段階があるっぽい
コレは、元々音感ある人には分からない感覚です。
なので音感無い人にしか意味がないかも。
僕は、もともと音がズレているか合っているのか、分からなかったのです。
でもそこからコツコツと練習して、少しづつ音感がついていった感じですが、
その「音感がついていく」という過程を知ると、
「あ、ここまで成長したのかな?」とか「次は第3段階を目指そう」とか
身近な目標が分かって、楽しいし、努力しやすくなると思うのです。
そんな訳で、まずは「音感の成長には段階があるっぽい」です。
☆大きく分けて5段階
1.音程がズレていても気付かない
2.なんとなくズレているように思うが高くズレたのか低くズレたのか分からない
3.高くズレているのか低くズレているのか分かる気がする
4.細かくは分からないが大きくズレていたらある程度まで直そうとする
5.自分のズレた感覚があっても、周りの人が気づかなくなる
これが成長と共に分かってきます。
段階が上がってくると「自分が成長してる」って分かって楽しいです。ホントに。
それぞれの階段を上るのに必要な事。それがコレ。
1→2の階段を上るのに必要なのが、意識。
2→3の 〃 、努力。
3→4の 〃 、練習方法。
4→5の 〃 、時間。
でも、大きな大きな階段だと思ってください。
特に初めの階段、1→2の階段が大きすぎるので、ここを頑張って乗り切ってほしいです。
前回の「基礎じわ」のコーナーで説明した通り、
「1mmもずらさないという意識が必要」とお伝えしましたが、
あのコツは実は0→1のステップアップに必要な事でした。
0.音程のズレを気にしてない
(もしくはズレたと思っても「これぐらい良いか」と思ってしまう)
という段階が存在するので・・・
「音程がずれているのを許さない意識が必要」というのが前回でした。
で、今回の1→2のステップで必要な意識というのは、
☆「今、自分がどちらにどれほどズレているのか確認する練習をしなければいけない」
という意識。
つまり、弾いていて、曲の途中であろうがなかろうが、弾くのを止めて音程を確認するということです。
☆今の自分がどちらにどれほどズレているのか
それを確認するために、必ず「チューナー」を使いましょう!
そして、チューナーを使って
☆音階練習曲をやりましょう
自分で良い音階練習曲を見つけてください。
もしくは先生に教えてもらいましょう。
音階練習していない先生なんて居ないと思うので。
その時にチューナーをそばに置きましょう!
で、
そのチューナーを見ながら音程を合わせる。
・
・
・
ブー!
です。
これ初心者の皆さんしてしまいがちですが、これは間違い。
絶対!といっていいほどしてはいけません!
これをしてしまうと、チューナー無いと演奏できなくなります。
ではどうするのか。
チューナーつける
↓
チューナーは見ずに音階練習する
↓
なんとなく気になったところは止まる
↓
チューナー見ずに、「今はどっちにずれている?高い?低い?んー高いのでは?」
と自分で高いのか低いのかを判断してから、チューナーを見る。
↓
自分の感覚が合っていたら正解、間違っていたら「この感覚は高いんだ」と思う。
ことが大切です。
で、この練習は非常にめんどくさいです。
めんどくさいです。
あ~めんどくさい。
めんどくさいと同時に非常に辛気臭いです。
辛気臭いです。
あ~辛気臭い。
だけど、この練習をするというのが大事です。
☆「このめんどくさい、辛気臭い練習をしなければいけない」
という意識を持つというのが、
1→2のステップアップに必要な事です。
このチューナーを使った練習をしだしたら第2段階にステップアップです。
そして、
☆チューナーを正しく使って音階練習の時に、
上記の確認作業を何度も何度も何日も何日もやる。
すると、
いつの間にか、「なんとなくズレている気がする」「なんとなく合っている気がする」
というチューナーを使っての自問自答の問題の正解率が上がってきます。
これが
2→3の「努力」です。
正解率が上がってくるといつの間にか自分に無かった音感というもの
音程の合っている間違っているというなんとなくの感覚、
それが目覚めてきた不思議さにビックリ・・・したら第3段階にステップアップです!
(ちなみに生徒さんでチューナーを使って練習してくれている人で、
なかなか音感つかないなと思っている人は、今一度、この練習をしてください。
ここで「自分で思った答えが高いか低いかを確認する」ということが大切。
何度もトライしてください。自分の正解率の高さにビックリする感覚がいつか起こります
ビックリする感覚はとても不思議なものなので、これを味わう為に頑張りましょう!)
☆ビックリしたら勝ち!
で、ビックリしたら、その感覚がとても不思議な良いものなので、
そこからより練習したくなるんですね。
そうやって練習していると、ある一点に気が付きます。
「あ、これぐらいズレていると分かるんだ」
「これ以内のズレは分からないなぁ」
と。
そうすると、なんとなく自分の音感レベルというのが分かってきます。
☆分かる範囲で音程を直す練習をする(=校正練習という)
これが3→4の「練習方法」というステップです。
「音程校正練習」日本の二胡の世界で馴染みがあまりないですが、とってもとっても大切です。
これも自分で探すか先生に教えてもらって、ひたすらに練習しましょう。
直す(校正する)のがクセになったら第4段階にステップアップです!
☆音程を気にしながら音階練習していればいつの間にか
そこからは音程を常に気にしながら音階練習をしていれば、
4→5
となります。
もう音階練習しないと、また、音程気にしないと弾けなくなるので、
必要なのは「時間」としました。
そして、
練習しているといつの間にか精度が上がってきます。
ここら辺は、もう少し詳しい説明をしたいのですが、
文章では難しい。。。
ともかく、精度が上がってきます。
で、ずっと音程気にしながら練習していると、
自分が「ヤバ!ズレちゃった!」と焦っても、周りの人がそんなに気にしなくなります。
いままでは、自分が「音程大丈夫」と思っていても、
周りの人の顔がしかめっ面になっていたのに、逆になるわけです。
音程の感覚が
周りの人>自分
↓
自分>周りの人
となるわけですね。
ここも不思議な感覚(自分では変わっていない感じなのです)になります。
この不思議な感覚になったら第5段階です!
このあとのステップは・・・
きっと
6.音楽やっている人に聴いてもらっても音程ズレてないように聴こえる
というのが次のステップなんでしょう。
僕はそこまでいけてません・・・ガフッ
僕も音程本当に悪いんです。頑張っていかなくてはいけません。
音程悪いのに先生って・・・いや、頑張って成長目指している先生っていうことで。。。
ハイ、では長きに渡ってませんが(笑)、
コロナ自粛の時間を有効利用してもらうべく、頑張って書いてきました
「時間あるから基礎からじわじわ思いだしてみよう!」
全5回。
みなさまのお役に立てれば、特に二胡教室「にこにこ」の生徒さんのお役に立てれば幸いです。
二胡、なんでもそうでしょうが、実は基礎が大切です。
「基礎が出来ればなんでもできる!いくぞー!1!2!3!だー!」
というわけで、これからの楽しい二胡ライフにお役立ていただければ幸いです。