というわけで、第4回「基礎じわ」の時間です。
第4回は「左手の持ち方」です。
☆1mmもずらさない意識をするというのが大事!
二胡を弾くとき、真っ先にぶつかる課題が「音程がズレる」ということ。
音程がズレて、自分も周りの人も不快にさせてしまいますよね。
でも、なかなかこの音程が定まりません。どうすればいいのか・・・
二胡は無意識に弾くと、音程がズレてしまうものだと理解
なので
☆1mmもずらさない意識をするというのが大事!
・
・
・
という意識が大事
なのです!!
つまり、意識の上にも意識をするということ。
二胡に慣れてくると「音程ズレていてもしょうがない。」と、思っちゃうのが人間です。
ですが、そう思う気持ちが一番障害になります!!
意地でも合わせるという熱意がないと音程は合いません!
〇人間1mmの誤差なんて、出てあたりまえ!
〇大人から二胡弾き出したら、ピッタリ同じ場所を毎回押さえるなんて無理!
と、どうしても思ってしまうのだけれども、
そこを押さえないと音程が絶対ズレますので、
技術がおいつかなくても、意識だけはしっかり持っておく必要があります。
ココをみなさん忘れがち!諦めがち!
でも、頑張って意識を持っていたら、安定感はかなり変わりますし、
人間は大人になっても成長します!
絶対に音程は良くなっていきます!!
なので、
☆1mmもずらさない意識をするというのが大事!
という事を忘れない、常に注意しておく、意識しておく、という事です。
続いてのポイントはコレ。
☆左手の形を大切に!
意識のうえに意識をすることを理解したら、
それに技術的なことを考えてみましょう。
左手の形を身につける
左手の形を体に染みつかせてしまう。
毎回手の形が変われば当然音程も変わって安定しないので、
左手の形を「この形で持つ」と決めて、それをくずさないようにしましょう!
では、どんな形がいいのか?
色々な先生がおられるので、一概に「これが良い!」というのはないかもしれません。
なので、今回は僕のおススメの形を紹介します。
写真のような持ち方をオススメします。
持ち方のポイントは3つ
①手のひらを下向きに
=押さえた指はほぼ下を向くように
=人差し指、中指、薬指の側面は他の指とほぼくっついている
=写真のような形
で、手のひらを下向きにしていない写真はコチラ
こうならないようにしましょう(小指の時はこんな形でも良いかも?)
理由:二胡の弦は上下に張ってある。左手の動きは上下方向に動き易いように持つことが理想
なので、指が真下方向に向いているほうが、上下方向に大きく早く楽に動かしやすいから
②千斤の位置に人差し指の背中がくる位置をにぎる
理由:握り位置を固定することが大切。
毎回握り位置が変わると、手の形、押さえる位置が全て変わるので、
毎回同じ位置で握ることが大切。
そのために、千斤を目印にすることによって安定して同じ場所を握ることができる。
(握ると表現すると、しっかり握るイメージだけれども、軽く握るように。
親指の付け根で挟むという表現の方が近い。)
※(人差し指の背中が千斤と同じ位置なので、親指の付け根は千斤よりも3cmほど下を握ることになる)下の写真参照
③人差し指と中指の押さえる位置を空ける。中指と薬指の押さえる位置はスグ近く。
理由:二胡は全音と半音を明確に区別することが大切です。
どうしても全音、半音をそれぞれあいまいにしてしまうと、
どちらの音程を弾こうとしているのか他者に分からなくなってしまうので。
この①~③での注意を気を付けると、
のような形になります。
そしてこの形をくずさないように弾けば、
押さえる場所が変わらない=音程がくずれない
ということになります。
すべての基本となる第一ポジションの形。
是非ぜひ今一度確認してみてください!!
コロナウィルスによる緊急事態宣言。
それが解除されつつあります。
「基礎じわ」のコーナーもこれが最後になるかも。
もし疑問等ありましたら、分かる限りは答えたいと思いますので、
メール、もしくはスカイプレッスン(単発でもOK)などなど、
いつでも連絡してください!
では、コロナ自粛を乗り越えて、有意義な二胡ライフ目指して精進してまいりましょう!