東北へ行ってきました。
3日間それぞれの場所でお念仏と二胡の演奏をしてきました。
1日目寒風沢島。
半年前は護岸工事が進み出したと感じましたが、
半年経って、思っていた以上に進む速度がゆっくりなんだと感じました。
東京オリンピックの影響もあるでしょう。
資材とお金と人材がそちらに向かっているみたいです。
仮設住宅に住む方々も、被災者支援住宅(名称は違うかも)に
8月には移ることが出来る予定でしたが、大幅にずれ込むようだと聞きました。
仮設住宅はやはり不便だし、そこに4年住んでこられた方々は、
「早く移りたい」という思いは大きいでしょう。
なんとか工事がこれ以上遅れないようにと思います。
でも、僕には何もできない(TT)
でも「その支援住宅が出来上がったら完成イベントに是非来てください!」
と言ってくださいました!!
超ウレシー(><)!
是非是非お伺いさせていただきます!
(予定が重ならなければ・・・)
今まで寒風沢には3回訪問させていただきました。
寒風沢の人とも心が、少し通じ合うようになれた感じがします。
離れた土地ではあるけれど、心が繋がっているというのは
とってもありがたい、嬉しいものですね。
また伺う約束ができました。次にお会いさせて頂くのが楽しみになりました。
寒風沢の皆様、ありがとうございました!
僕もとっても楽しかったです(^^)
2日目石巻・蓮の会。
今回も一緒にお念仏させていただいて、
そして、二胡の演奏もさせていただきました。
西光寺さまには遺骨も安置されているので、
その皆様に聴いてもらうつもりで演奏してきました。
亡くなった方々、家族を亡くされた方々、
みんなとても辛い思いをしてこられて、
ただ、僅かでも、ひとときだけでも、心が静まる時間になれば、
二胡でその時間を創りだすことができればと演奏してきました。
「いままで(辛くて)思いだせなかった子供との思い出が、
音楽を聴いていたら浮かんできました。ありがとう。」
と仰ってくださる方もおられました。
良かったと思いました。
ただただ、良かった。ほんと良かった。
被災された方の気持ちは、被災の形がそれぞれ違うので、
その人しか心の痛みは分からないものだと、痛感しています。
だから。だけど、私も色々な人に助けられて今を生きているので、
恩返しの方法を探している僕は、なんとか、その人のちからになれる一瞬を
さがしているように思います。
今回は、神戸で被災されて、
そして娘さんを亡くしておられるNさんと一緒に蓮の会を訪問してきました。
実は、今回の訪問の僕の目的は、そのNさんを蓮の会にお連れすることだったりしました。
Nさんの経験が、蓮の会の方々の何か参考になるのではないかと。
蓮の会とNさんの交流は、少し遠くから見ていましたが、
たぶん、双方にとって、とても大きなものだったように感じました。
同じ経験をされたものに通じ合う気持ち。
その触れ合う雰囲気をみて、今までで一番良いことができたと思いました。
蓮の会のみなさま、Nさん、ありがとうございました!
3日目塩竈。
最終日は塩竈の仮設住宅で演奏させていただきました。
僕が東北に震災関係で訪問させていただくのは4回目なのですが、
一回目の訪問で来たのがこの塩竈の仮設住宅でした。
その時に「また来ます!」と約束したことが、僕の東北訪問を続けるキッカケでした。
約束した以上、かならず行かなくては!という思いから、
今までの4回の訪問に至るわけですが、
2回目3回目と、予定が合わなくて塩竈の仮設住宅にはくることができなかったので、
今回、やっと初めての訪問の時の約束が達成できて、
僕としてもやり遂げた感がありました。
・・・でも、また「また来ます!」と言うてしまった・・・
なわけで、また来ることになるのかな(^^)
演奏を聴いていただいて、お婆さんが泣いてしまう場面もありました。
でも、「泣く」って行動は心が浄化されることでもあるんですよね。
みんなで知っている曲を口ずさみながら、いろんな思いを思い出して、
そして、思い出すことによって整理できる部分もあるのだと思います。
集まった方同士の交流もあって、演奏会は成功したのではと感じました。
東北の、仮設住宅の冬は寒いと思いますが、
みんなで集まって、ほっとできる時間になったように思いました。
塩竈の皆様、そしていつも東北での活動を支援してくださっているU寺のSさん、
本当にありがとうございました!!
そんな3日間でした。
最後に、僕の活動を支えてくれている妻の雅子と子供たちに感謝して、
今回の東北訪問のブログをしめたいと思います。いつも本当にありがとう。
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