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しゃん・ふうの天音奇譚

関西、奈良を中心に二胡の演奏活動をしている中国楽器デュオ「しゃん・ふう」の記録です。 自宅その他にて二胡教室も開いています。

弓について・その2

弓を選ぶ時、僕が見ているポイントは
・弓の長さ
・しなり
・弓の重さ
・竹の太さ
・節が邪魔していないかどうか
・節の位置
・毛の量
などなどです。
つづきです。

◇しなり
 しなりの強さ(弓を張ると竹がしなってきますよね?その張力)は
 竹の太さと関係します。
 竹が太いと力を入れてもしなっていかないし、
 竹が細いと小さい力でもしなり過ぎてしまう。
 弓の竹の部分と馬の尻尾の部分を押し広げて、硬すぎず、柔らかすぎず、
 ん~ つまり心地良い感覚があればOKなんですよね(^^;)
 触ればわかりますが、要するに弓を買う時は内弦を引く時と同じ感じで、
 ぐいぐいっとしてみましょう。
 硬すぎず、柔らかすぎず、そして、節の位置の影響により偏ったしなりになっていないか
 そんなチェックをして、変に感じなければ良いと思います。

◇弓の重さ・竹の太さ
 弓の重さは運弓の速さにも繋がると思います。
 重い弓=動きが遅くなる
 軽い弓=動きが速くなる
 ので、快弓することが多いレベルになってくると軽さが大切になってきます。
 でも、初心者の方は重い方が音がしっかり出やすいので、楽?ですよね。
 僕は今は重い弓はNGです。
 でも、
 軽い=竹が細い
 ということもあるので、竹が細すぎるとしなりすぎて大変なので、
 やっぱり、
 重さ・竹の太さ・しなり
 のバランスも含めて確認しましょう。

◇節の位置・邪魔していないか(節の凸凹の大きさ)
 節の位置は手元にあって運弓を邪魔しないというのが最高ということですが、
 なかなかそんな弓は無いのと、あっても高価だったりするので、
 めっちゃ真ん中にあるとか、二つ節があるとか、そういう弓でなければ
 ひとまずOK!
 そして手元の方に近い所に節があるものを選べば尚Goodだと思います。
 あと、節の凸凹が大きいと、運弓の時に、二胡の胴に当って「カラカラ」
 と鳴ったり、なめらかな運弓を妨げるときがあるので、
 凸凹が小さいのがベストですよね。
 でも、気になるなら、胴と当る部分をヤスリで削ればOKですので、
 凸凹が不満な場合はヤスリを買って対応しましょう。
 駒を加工するときもヤスリは使うので、ニコ奏者にはヤスリは必需品です(笑)

◇毛の量
 毛の量は・・・二胡の弓の毛はすぐ切れてしまうので、多いほうが良いかも。
 でも、音の出し易さは、実は毛が少ないほうがいい感じなんですよね。
 なので・・・好み?(^^;)
 でも、少なすぎるとダメですよ。
 僕は毛の量は多目のものを購入しています。
 毛の質感も大切ですが、説明しようがないし、分かりにくいので、
 違和感がなければOKと思っています。

と、あくまで僕の好みを紹介させていただきました。
生徒さんから、なぜか同じ時期に何人からか相談を受けたので、
思い切って、僕の弓に対する感覚を書いてみました。
書くことによって批判も受けることもあるのですが、勇気リンリン!
読んでくださった方の弓購入時の参考になれば幸いです。

しゃん・ふう HPトップへはこちら!
http://music.geocities.jp/erhu_shanfu/index.htm


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