関西、奈良を中心に二胡の演奏活動をしている中国楽器デュオ「しゃん・ふう」の記録です。 自宅その他にて二胡教室も開いています。
今まで、本当に多くの方に支えられて二胡の講師をしてきましたが、
色々な状況から、担当しているグループレッスンほとんどのクラスを辞めることになりました。
悲しい。
思い起こせば、楽しい事ばかり・・・いや、辛いことももちろんありましたが、それも全ては楽しかったなぁと思うばかりです。
先生と言いながら、結局、みなさんに教えられ、育てられてきたんだなと思います。
ホント温かく、嬉しかった。
まだまだ、伝えたい事いっぱいあったのですが、本当に残念でなりません。
でも、後任の先生に後を宜しく伝えて、私は去ることになりました。
でもでも!まだまだ講師の仕事(個人レッスンなど)も続けますし、「にこにこ」ももちろん!続けます!
演奏も、相方が大きな役目を終えたら、もっともっと活動していきますのでご安心!一人でも活動してますしね!
四年の講師生活の中で色んな方々と接し、人生のひとときを一緒に過ごすことができました。
私の初めて担当した70代の年配クラス(今でも一番弟子!)もあれば、
なっかなかやって来ないし、たまに来たらおしゃべりして終るクラスもあり、
自分の子供みたいな、かわいい双子のクラスもあれば、
他の先生から移り変わって来て下さった奇特なクラスもあり、
はじめからチョーやる気のセンスあるクラスもあれば、
息ぴったりのめちゃおもしろいクラスもあり、
皆、全然ちがうキャラなのになんでか仲良しなクラスもあれば、
キャラ濃いすぎる人々が集まっているのに、これまた案外うまく楽しくやっていけるクラスもあり、
段々人数が減ってきてても、頑張ってめげずに続けて下さるクラスもあれば、
仕事忙しいのに、その為によく休むのに、それでも続けてくれるクラスもあり、
教室全体のムードメーカーが楽しく引っ張っていってくれるクラスもあれば、
前の先生から私に替わっても、それでも慕ってついて来て下さる、思わず涙が出るクラスもあり、
多彩な才能を持っていて、私のほうが、色々教えていただけるようなクラスもあれば、
短い間なのに、なぜかとても心がふれあう楽しいクラスもあり、
ホントホント多くの方に出会えて楽しくて、幸せだったなぁと思います。
二胡って僕にとっては、存在そのものみたいになっています。
そして、幸せを運んできてくれる不思議なものです。
離れてしまう生徒さんには、二胡弾くことが辛い時もきっと出てくると思いますが、
それを乗り越えて、ずっとずっと楽しく続けていっていただけたらなぁと思います。
無責任な先生で本当に申し訳ありません。
でも、できたらいつか再び、そして一緒に二胡弾けたらなぁと、独りよがりですが思っています。
あと一ヶ月。未熟な私ではありますが、そんな私が伝えられることをなんとか全て伝えられればと頑張りますので、
生徒のみなさま、嫌でも嫌がらない振りをしてウケ取ってじゃなかった、受け取ってくだされ。
はい、それではお後がよろしい様で。
再見!
ゴールデンウィークの最後の日、いつもお世話になっているお寺さんのご住職の晋山式がありました。
晋山式とは、ご住職が入山されること。つまりその人にとって、ほぼ一生に一度の大きな式なのであります。
そこに役者(そばでお世話する係?)でお手伝いさせていただきました。
私もきちんとお寺ごともやっておるのであります。
さてさて、晋山式ではみごとに晴天!素晴らしい式でありました。
式中、街中をお祝いの列を作って練り歩く式もあるのですが、お稚児さん(美しく装って練り歩く子供)もでて、
なかなか街中では見ることの少ない、ほっとするような良い光景でありました。
本堂式では多くの方がお祝いに訪れてくださり、皆さんの笑顔に囲まれる良い式でありました。
式終了後は、若者で「次は私達やなぁ」と言い合い、気持ち新たに精進しようと思った私達でありました。