先日、東北に二胡演奏&交流に行ってまいりました。
行く度に思うこと感じることですが、
現地の人にも様々な環境の方がおられて、
それぞれが、辛さを密に持っておられるのではないかということでした。
「もう6年」とおっしゃる方もおられるかもしれません。
でも、現地に行き、その風景を見るだけでも、それは間違いだと感じられると思います。
深い悲しみとどう向き合うのだろう。
僕にはわかりませんが、被災された皆さんが、その作業を、もやをかき分けながら進んでおられるように思いました。
今回9か月ぶりの東北・石巻でしたが、
見た目の変化としては、復興支援住宅?というマンションができていました。
祈念公園も着工しているようでした。
見た目にはじわりじわりと変化しているように思います。
けれど、石巻のタクシーに乗り込んだ時、
現地のタクシーの運転手さんが復興支援住宅の事を
「誰が住むのか。私は住みたくない」と仰っておられました。
やはり津波の記憶が怖いようでした。
けれど、「先祖から受け継いだ地を守りたい」と住んでおられる方もおられます。
両者の言い分はそれぞれ分かります。どちらが正解なんてありません。
ただ、その時、気まずさだけが残るんですよね。
両方の気持ちをただうなずくだけしかできない。
僕にはまだまだどうすればよいのか分からない、難しい、悲しい悩みでした。
石巻ではいつも、そこで眠るお骨に、お位牌に、聴いていただいているつもりで、
心落ち着く曲を、綺麗な音色で、こころを込めて弾く。そしてお念仏をする。
それしか僕にはできないので、何かできているのか、わかりません。
何かできることなんて、、、力のない自分とは悲しいものですね。
でも、なぜか、その時その周りの空気が澄んでいる。そんな気がしています。
もしかしたら、亡くなった方が、それでいいよと教えてくれているのかもしれません。
阿弥陀様がそれでいいよと教えてくださっているのかもしれません。
僕が行く意味も、分からないけど、でも、
行きたくなって行っています。
石巻の方々とお会いして悲しい時もあるけれど、楽しいときもたくさんあります。
今回も皆さんと会えてホント良かった(^^)
大切な一日を過ごせました。
みなさん本当にありがとうございました。
二日目は離島の寒風沢島にも行ってまいりました。
寒風沢には随分久しぶり。
でも、きちんと「4回目ですね」と回数まで覚えていてくださった方もいれば、
中学2年生の男の子が「お久しぶりです」と、僅かな時間しかお会いしていないのに、
しっかり覚えてくれていて、ものすごく感動しました。
覚えていてくれることがこんなに嬉しかったのは久しぶりでした。
始めてお会いした時は小学5年生。
3年でこんなに大きくなるんですね。とっても立派な大人になっていました(^^)
ありがたい、ありがたい再会でありました。
寒風沢島のみなさま、お世話になったSさんご夫婦さま、
ありがとうございました!
いつか一度寒風沢の民宿に泊まってみたいとおもいます(><)!
そして三日目は、来月の7回忌の法要に参加する、そして二胡の演奏をする、
そんな依頼をいただいたので、その会場の下見に行ってきました。
担当してくださったIさん、空港まで送ってくださり、諸々お気遣いありがとうございました。
来月もよろしくお願いいたします。
そして、通して段取りをしてくださった&いつも大変親切にしてくださるU寺のSさん、
そして奥様、今回も親しくさせていただいて、超嬉しかったです。
また、来月、そしてマレーシアにてよろしくお願い致します。(マレーシアについては後日!)
そしてそして、通してご一緒させていただいた神戸のNさん、
いつも本当にありがとうございます。
Nさんのおかげで東北に行くことができると言っても過言ではありません。
僕の急な案内&スケジュールにも対応くださり感謝しております。
これに懲りずにまた一緒に行きましょうね(^^)
今回は過密スケジュールでしたが、
さらに、来月、東北にまいります。
今まで8度、縁をいただいて、東北にお伺いしてきましたが、
3月11日は申し訳なくて(居ても邪魔になるので)、東北に行く事は考えられませんでした。
今年は依頼を受けて、仙台にお伺いすることになります。
また、何か感じることがあれば報告いたします。
ともかく、今回の東北訪問にお会いさせていただいた皆様に感謝いたしますm(_ _)m
みなさまありがとうございました(^^)