お盆の時期になりましたね。
僕らも忙しくなってきました。
先日、あるお寺でご住職のお話がありました。
法話の上手な和尚さん。
僕の解釈を入れると下手な話になってしまいますが、
要するに・・・
お盆はご先祖様の供養をしますが、
皆さんよく「先祖の供養をせなあかんねん~忙しいねん~」と
嫌々な顔をしておっしゃいますが、
その気持ちを、ちと変えて、「させていただける」と感じるとええねんと仰っていました。
人間、生まれてきた時は、何も持たずにただ、体だけ頂いて生まれてきます。
そこから、親に育てていただいて、色んなものを頂いて生きてきております。
そう思えば、今の自分の周りにあるものは、家族も含め、全て頂いたもの、なんてありがたいことなのだと。
その感謝を忘れないように、ご先祖様を供養する。
その行動を「忙しいねん。めんどくさいねん。」と思うよりも、
「本当にありがとう」と感謝の気持ちで行うことが、本来の姿であり、今の自分にとっても、幸せをいただける気持ちなんだとか。
僕も、地震で家を失ったり、受難の時代を乗り越えて、感謝すべき今の時間を過ごすべきが、二胡の練習であったり、お寺の勉強であったり、色んなことをしたい時間が無いなぁと、最近、不満ばかり思っていました。
でも、結婚させていただいて、子供を授けていただけて、子育てさせていただけて、愛情いただいて、なんにも無かったところから、本当にたくさんいただけて、ありがたい事だなぁと感謝することができるじゃないかと、感じさせていただけました。
お坊さんはやっぱり良いこと言うなぁと、心が豊かになる気がしました。
私もお坊さんの端くれなのですが・・・修行が足りませんね(笑)
気持ちも演奏に現れます。
仏道も人生もしっかり精進して、演奏も豊かになるよう精進してまいりたいと思います(^^)